New Yorkで帽子を作り始めて4,5年くらいだからたぶん2000年か2001年くらいだったと思います。
友人の友人（出版社の編集者）Nさんとまんが家のくりた陸さんが私のアパート兼アトリエに帽子を見に来られました。その時お二人が購入、オーダーされた帽子は今から考えるとかなりユニークな帽子でした。くりた先生は蜘蛛のような飾りのついたベレー帽を注文されました。あれからもう１４年近く経ちました。共通の友人もいて一年に何度かお会いしないのですが仕事だけでなくバレエやフランス語やおしゃれ、旅行など探究心旺盛な素敵なチャーミングな方です。
本題はそのくりた先生が現在がんの治療中、それも１１年前の乳がん手術のあとの元気にされていた矢先、一昨年、骨その他に転移が見つかり次の段階の治療に入るということで言葉は詰まりますが今のうちに身辺整理をしたいということで生原稿をオークションにかけ今後の治療にあてられたいということです。勇気のある決断です。
私としては少しでも今後の経過が進行しない、または出来るだけゆるやかであることを祈るばかりですが参加できるならこの応援FANディングにぜひ賛同したいと思い只今ブログを書いています。「おれの子ですか？」や「ゆめ色クッキング」の作者のくりた先生にエールを送っていただける方は詳しいこちらのサイトでぜひ一読していただけると嬉しいです。私も二つほど入札をしました。
何年～何十年か経ってくりたさんと「お互い長～い友人ね！」と笑える日が来ますように。
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