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最近読んだ本「虹色ドロップ」

読書の秋といわず比較的本を読んだり図書館に行くのが好きだったのにこの一年とても本から遠ざかった生活をしてる。そんなところに友人の夏石鈴子さんから「虹色ドロップ」という本を頂いた。夏石さんとは六年ほど前に著名な帽子作家の方のPartyで会った。彼女のかぶっていた帽子が良く似合っていたので声をかけてそれから数回会っただけであとは年賀状だけという関係だったのに最近になって「良かったらお茶でもしましょう」ということになり私は彼女の会社までずうずうしく会いに行きました。仕事中に友人に会ったりして大丈夫なのかなと思っていたら会社のラウンジでお茶を飲んで「ゆうこさん、疲れているでしょうから手をマッサージしましょう!しゃべりながらできるでしょう。」なんて素敵な人なんだろう。マッサージしてもらって気持ちよかったが手よりも心が気持ちよかった。ありがとうございました、夏石さん。とても素敵な一日でした。あの時声をかけて良かったな。友達になりたいと思ったら自分から声をかけること、それは大切。きっかけは自分で作らないとね。

さて本の話。正直に話すと私は何冊か夏石さんから著書を頂いているのであるがすべて読んでいるわけではありません。(すみません、夏石さん。)でもこの「虹色ドロップ」は一気に読みました。面白くて悲しくて楽しくていろんな味の話が書いてあります。きっとその人その人によって心の響くところは違うと思うのですがこの本を読んでいると鈴子さんと会話したり「そうそう、私も怒っているわ!」「こんな気持ち経験ある~」など気持ちの起伏が出てくる本。この中にでてくる「おすすめドロップ」というチャプターにおすすめ本もあります。こちらも読みたくなる本が何冊かあり今気になっているところ。この数日は好きなページを何度か読んでおさらいしているところ。New Yorkの友達にクリスマスプレゼンにしようと考えています。

今年最初に読んだのは村上春樹さんの「1Q84]で彼の本は初期の作品からとても好きでほとんど読んでいます。あと日本の作家では小川洋子さんの詩的な文章が時折読みたくなります。宮部みゆきさんは最近の本より初期の作品が好きで年代物が特におすすめです。ぼろぼろになるまで読んだのはレイブラッドベリの「火星年代記」。エスニックなお料理本も旅行気分で図書館から借ります。私のように食いしん坊の人には玉村豊男さんもとっても美味しく楽しいエッセイが多いです。

本を読むときにはコーヒーでなくお茶、今は中国茶が好きで「八宝茶」を良く飲みます。仕事の時はコーヒー、リラックスはお茶と決めています。

旅行も良いけど本は心の旅ですね。